昨年分の贈与税の申告状況|前年より人数も納税額も減少
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贈与税は、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、確定申告をすることになっています。約1カ月前に国税庁が平成28年分の贈与税の全国の申告状況を公表しました。
贈与税の申告書を提出した方は、50万9千人で、前年の平成27年に比べて5.4%減少しました。これまでは増加が続いていたのですが、減少に転じました。また、全国の申告納税の合計額は、2,252億円で、前年より6.2%減少しました。積極的に贈与をするという以前の盛り上がりが落ち着いたように思われます。
贈与税の申告書を提出した方のうち、暦年課税(110万円の基礎控除を使う通常の制度)となるのが、46万4千人(前年比5.0%減)でした。親や祖父母などから大人が贈与を受けたときに税率を軽減する制度がありますが、これを利用した方が23万2千人で、半分を占めています。
一方、贈与税を軽減できる代わりに将来の相続税でまとめて計算する制度である「相続時精算課税」を利用した方は、4万5千人(同9.3%減)でした。
住宅取得等資金の非課税制度については、5万9千人(同11.3%減)が利用して、4,766億円が(同22.6%減)が非課税の適用を受けていました。
この制度は、住宅を取得するために親などから受けた資金の贈与を非課税にできるものですが、平成28年は原則として、27年よりも限度額が小さくなりました。
このほか大阪国税局も、大阪府を含めた近畿2府4県の贈与税の申告状況を公表しました。
申告者数は9万7千6百人で、前年と比べて減少しているのですが、申告納税額は439億円で、全国の統計と異なり大きく増加していました。
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