遺産を受け継ぎたくないとき|相続を放棄することもできます
前回の記事に続いて、亡くなられた方に借金などの債務があった場合のことを考えます。残した債務がプラスの財産よりも多いとき、相続人が必ず受け継ぐことにしてしまうと、相続人はもともと自分が有する財産を犠牲にしてでも債務を返済…
借金を残して亡くなった方の相続|債務も相続します
亡くなられた方に借金などの債務があった場合、その債務は相続でどう扱われるのか、気になることもあるでしょう。結論をまず言いますと、法定相続分の割合に従い、それぞれの相続人が分割して受け継ぎ、債務を返済しなければなりません…
教育資金の一括贈与に対する贈与税の非課税措置|使い道
父母や祖父母などから子や孫(30歳未満)に対して、教育資金を一括して贈与する場合、1人につき原則1500万円まで贈与税が非課税となる措置が、この4月から始まりました。この措置については、まだ法律が成立していない段階で、…
平成25年度税制改正法案成立
3月29日(金)、平成25年度の税制改正関連法案が国会で可決され、法律として成立しました。その内容は法律案の段階から変わっておらず、このブログでもお伝えしたとおりです。 このうち相続税や贈与税の変更事項は、多くが平成…
連れ子の相続する権利|養子縁組と実の親に注目
結婚相手が再婚者であり、その人に子どもがいる場合、その連れ子を我が子同然に育てているけれども、自分が死んだときに連れ子が遺産を相続できるかどうか、気掛かりになるのではないでしょうか。連れ子が義理の親(継親)の財産を相続…
孫の教育費や生活費のために贈与|贈与税が非課税になる場合
おじいさんやおばあさんがお孫さんの教育や生活をふと気にされることがあるのではないでしょうか。お子さん(孫の親)のふところ事情が思わしくないとき、自分の手持ち資金を提供したくなることもあるでしょう。ただ、資金を贈与すると…
内縁関係や事実婚で生じる相続|相続人にはなりませんが
婚姻届は提出していないけれども夫婦同然に生活している状態は、一般的に内縁関係や事実婚と呼ばれています。こうした関係の方々にとりまして、相手が亡くなったときに相続がどうなるのか、遺産を自分が相続できるのか、気になるのでは…
配偶者に対する相続税額の軽減、いわゆる配偶者控除について
相続人の中に妻がいたため相続税の負担が大きくなかったという話を聞いたことがあり、自分は所得税の配偶者控除を受けているけど、相続税ではどうなるか気にされてはいませんか。確かに、配偶者(夫や妻)に対して相続税の負担を軽減す…
養子縁組と相続|養子はどちらからも相続する権利があります
自分は養子だけれども、実子と同じように相続する権利があるのだろうか、また、実の親から相続する権利はあるのだろうかと、ちょっと悩んでしまうかもしれません。しかし、結論的には、いわば親子関係が二本立てになっているため、養親…
海外在住外国籍者への相続税と贈与税の納税義務の拡大
平成25年度の税制改正として予定されている事項はたくさんあり、相続税や贈与税に関することを紹介してきましたが、これまでお伝えしていない事項を今回取り上げます。 現在のところ、日本国籍を持っておらず日本国内に住所もない…